初心者が最低限抑えておきたいラウンド中のゴルフマナー10選!

ゴルフマナーと聞いて一番気になるのはラウンド中のマナーでしょう。実際多くのマナーがありますが、いきなり全部覚えるのは大変。まずは初心者でも最低限知っておきたいゴルフマナーをチェックしておきましょう。
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ラウンド中にぜひ意識したいゴルフマナー
スタート時間の10分前にはティーグラウンドに集合しよう
最初は1番ホール(もしくは10番ホール)からスタートとなりますが、1番ホールのティーグラウンドには10分前には集合しておきましょう。
キャディがつく場合はクラブの本数確認をします。また、一緒に回るメンバーが使用するボールを確認しておいた方がいいでしょう。もし同じボールを使っている人がいたら、誤球を防ぐためにも違うブランドに変えるか、自分のボールだと分かるようにマークをつけておくのも手です。
最後に、最初のホールに限りオナーを決める必要があります。これらの準備と、少しでも気持ちに余裕をもっておくためには10分前にはティーグラウンドに集合しておきましょう。
ティーグラウンドでのマナー
ティーグラウンドに集合したら、大声で話したり笑ったりしてはいけません。それは、すでに前の組がプレーを開始しているからです。自分たちの組以外にも十分に気配りをしましょう。
いよいよ自分の組の番になっても、ティーグラウンドには次に打つ人以外は上がってはいけません。次に打つ人の邪魔をしないためなのですが、これが結構やってしまいがちです。自分はそのつもりはなくても、ティーアップしたボールの後方に立ってしまうと、打つ人の集中を妨げてしまうかもしれません。さらに、そこで素振りを始めようものなら目も当てられませんので絶対にやめましょう。
(ティーグラウンドで素振りをしてはいけませんよ。)
あなたがショットすることに周りが気づいていない場合は?
あなたがこれからショットをしようとしているのに、他のメンバー同士で話をしたり、余所見をしたりして周りが気づいていない時があります。こういった場合は、”静かにして欲しい”という意味と、”危険だから注意して” “打球の行方を一緒に確認して” という意味を込めて、「打ちまーす!」や「行きまーす!」と声をかけてあげましょう。
スロープレー防止のためにも素振りのし過ぎは禁物
ゴルフのマナーで一番といっていいほど重要なのは、スロープレーをしないことです。最近ではほとんどのコースで “ハーフ2時間15分以内” でプレーするように案内していることが多いようです。特に初心者同士でラウンドする際はこの時間を強く意識しましょう。
そのスロープレーの原因として初心者がやりがちなのが「素振りのし過ぎ」です。ボールの近くに行って、そこで素振りを3回4回…。周りで見ている他のプレーヤーは何も言わなくても、結構イライラしているものです。そして何よりも時間がかかりますので素振りは2回程度に控えるようにしましょう。
ナイスショットには惜しみない賞賛の声をかけましょう
他のプレーヤーがいいショットをした際には、ぜひ賞賛の声をかけてあげましょう。そうすれば、一緒にいるみんなが気持ちよくプレーできますね。同じショットでも、状況に応じてかける言葉が変わってきますので覚えておきましょう。
- ナイスショット : 通常のいいショットのとき
- ナイスオン : ボールがグリーンに乗ったとき
- ナイスアウト : ボールがバンカー上手く出たとき
- ナイスアプローチ : アプローチショットでボールがピン側に寄ったとき
- ナイスタッチ : 長いパットがカップに近づいたとき
コースで唯一大声で叫んでいい言葉、それが「フォアー!」
フォアーとは英語で”fore”と書き、「前方」を意味します。ゴルフでミスショットをしてボールが大きく曲がり、隣のホールにいる人にボールがぶつかることを避けるために発する言葉です。初心者は(特にドライバーショットで)ボールが大きくスライスして隣のホールにボールがいってしまうケースが多いです。自分がミスショットした際には、すぐに大きな声で「フォアー!」と叫びましょう。
(同じ組の他のメンバーがミスショットしたときも同様です。)
逆に、隣のコースから「フォアー!」が聞こえてきたら、自分の近くにボールが落ちてくる可能性がありますので安全が確認できるまで十分注意しましょう。
ショートホールで知っておきたいマナー
ショートホールのティーグラウンドよく見る光景ですが、前の人がナイスショットをした際に「今何番で打ちましたか?」と聞いている人がいます。実はこれ、コンペでやってしまうとルール違反で2ペナルティとなってしまいます。しかもその質問に答えた人も同様に2ペナルティがつきます。
友人などとのプライベートゴルフでそこまで厳しくする人はいないとは思いますが、知識として一応知っておきましょう。
クラブは2~3本を持ってボールのところに行こう
グリーンまで残り120ヤード。「次は9番かな?」と思っていざボール地点まで行ってみると、「やっぱり8番で打とう・・・」と思うことはよくあること。その度にカートまでクラブを取りにいると明らかに時間の無駄であり、スロープレーの原因となってしまいます。それを防ぐためにも、ボール地点には常に2~3本のクラブを持って移動するようにしましょう。
予備のボールを常にポケットに入れておこう
初心者のうちは、自分の予想とははるかに違う方向にボールが飛んでいくことがよく起こります。林に打ち込んでOBとなったり、池ポチャなんてことはその代表例でしょう。そうなると、思った以上にボールが早く減っていきます。
カートから離れたところでショットし、近くの池に打ち込んでしまったからといってカートまでボールをいちいち取りにいっていては非常に非効率でこれもスロープレーの一因となってしまいます。
(まわりのプレーヤーをイライラさせる原因にもなります。)
初心者のマナーとして、常にボールをポケットに1~2個入れておきましょう。ポケットが少ない女性の方は、ボールケースを使用すると良いでしょう。
グリーンが近づいたら早めにパターを持ち歩こう
だんだんとグリーンが近づいてきて、次はアプローチショット…
ここまで来たら、ウェッジと一緒にパターも持ってボールのところに行きましょう。アプローチショットが上手くいって、ナイスオンしてからカートまでパターを取りにいっていては時間がかかりすぎます。セルフプレーの場合、カートはグリーンの奥に止まっていることが多いですから、思っている以上に時間がかかるものです。パッティングまでスムーズに行動できるよう、早めにパターを持つことを心がけましょう。
また、自分が早めにグリーンにオンして、一緒にプレーしている人が苦戦しているなら、他の人のパターまで一緒に持っていく気遣いをみせてあげましょう。